母のおせちを「食べる専門」だった私。品数も多く手作りするのは大変な労力

大変な母
「おせち料理」それは私にとっては一家団欒で食事をする大切な時間。新しい年になって初めての食事をみんなで食べるという時間が、私にとってかけがえのないものだと最近になって感じます。

子どもの頃はお雑煮やお餅がうれしく、おせちを食べたのは大人になってから

おせち料理を家族揃って食べるようになったのは、私が成人式を迎えた頃からなので、約7年ほど前になると思います。小さい時は、おせちの中身に子供があまり食べるものが無いからと、母もおせちは作らず、子供が喜びそうな食べ物を作ってくれました。なので、お正月らしい食べ物と言ったら、お雑煮かお餅くらいでした。

それはそれで子供の頃は嬉しかったのです。ですが、20歳を越えると大人の食べ物も好むようになり、和食にも興味を持ちはじめた私は、お正月にはおせち料理が食べたいと母にリクエストしました。その年から母はおせちを作るようになり、現在までずっと元旦におせちを食べるようになりました。

おせちってこんなに手間ひまかかってたの?改めて知る手作りの大変さ

おせち料理をリクエストした当初は、私は食べる専門で、母が前の日から作っていても手伝う事はせず、ただおせちを楽しみに待っているだけでした。しかし、ここ2、3年は料理に興味を持ち出したので、下ごしらえをしている母を手伝うようになりました。

見た目も豪華で、品数も多いおせち料理を作るのはとても大変な作業だと思います。私の母のおせちは、黒豆や栗きんとん、数の子などは市販の物をつめていますが、その他は全て手作りという事に、母を手伝うようになって初めて知りました。

何も知らずに食べるだけ食べていた私は、手伝い始めてからこんなに手間暇がかかっていることにすごく感動し、忙しかった母はどれだけ頑張り者なのだろうと思いました。その年からは、いつもと違う気持ちでおせち料理を食べたように思います。

私もおせちを手作りして、家族に素敵な時間を与える母のようになれたら

そんな私も結婚して家族が増え、皆でおせち料理を食べられるという事に、とても幸せを感じます。新しい家族と実家に帰り、母が作ってくれたおせちを、元気な両親と笑って食べている時間をこれからも大切にしていきたいと思います。

そして、将来私も母のように、おせち料理を完璧に作れるようになり、その素敵な時間を与えられる大きな母になりたいと思っています。少しでも母に近づけるように頑張ります。

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