日本のおせち料理とペルー料理。彼とその家族で食べたお正月の思い出

ペルー人の彼

現在29歳の独身女性です。おせちと言えば大学時代から数年付き合っていた彼が思い出されます。8年ほど前になりますが、当時付き合っていた彼は外国の方で、日本式のおせち料理とは無縁な方でした。

ペルー人の彼に日本式のおせち料理を手作り。家族にもとても喜ばれた

彼の家族は日本に移住してはいましたが、家ではもちろん彼の国の文化だったので、お正月におせち料理を食べるなどしたことはなかったそうです。それを聞き、作った経験はなかったですが、おせち料理を作ろうと思いました。全て作るのは難しいので、作れそうなものを彼と彼の家族にご馳走することにしました。

黒豆、紅白なます、筑前煮、八幡巻、昆布巻き、あとはお雑煮を手作りしました。伊達巻、数の子、田作り、栗きんとんは近所のスーパーで買いました。普段から自炊をしていたので、特に難しいことはなくレシピを見ながら簡単に作れました。ただ、日本式のおもてなしということで、見映えや盛り付けの方が苦労しました。

彼と彼の家族はペルーの人だったので、毎年ターキーやケーキ、ペルー料理、ビールにウィスキーといったペルー式でお祝いしていたみたいです。なので、私が作ったおせち料理を見せると、スーパーやテレビで見たことはあるけど食べるのは初めてだ!と驚いていました。彼のお母さんは料理がとても好きな方だったので、日本式のおせち料理に興味津々でした。

【三つ葉は日本式のパクチー】外国人らしい例えに思わず笑ってしまう

筑前煮も、彼の家族をおもてなしすることを考えて丁寧に飾り包丁を入れました。桜に見立てたのも初めて見た様子で、彼らはとても喜んでくれました。味もとても気に入ってくれた様で、ほぼ完食でした。

お雑煮を出すと、三つ葉のクセのある味が気に入ったようでした。「日本式のパクチーみたいだ!」と日本人の私には発想しないような例えをしていて、笑ってしまいました。もちろん、彼と彼の両親が用意してくれたペルー料理も食べ、その年の正月料理はとても豪華でした。

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私からしたら、お正月に七面鳥を食べるなんていうことはないので、中々ない体験でした。彼と彼の両親も「手作りの日本式のおせち料理は食べることがないから、すごく嬉しいよ!」と言ってくれました。

それ以来、おせち料理を作るとしても黒豆を煮るくらいですが、また機会があれば家族のために手作りしてあげたいです。学生時代と違い、ここ数年は仕事に追われて寝正月気味なので、今年こそはしっかりとしたお正月を迎えたい!と毎年言っています。来年は、ちゃんとおせち料理を作ろうと思います。

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