子どもでも食べられるおせちを手作り。お正月の日本の伝統行事を教えたい

母泣く
48歳の専業主婦です。おせちを家で手作りして18年になります。私の実家は年末年始は田舎に帰るので、おせちを家で作る習慣がなく、あちらこちらの親戚を回り、そこで出されるお料理がお正月の料理でした。

結婚し、子供が2歳になった時に、日本の伝統行事を教えておきたいと思い、おせちを手作りすることにしました。双方の実家が近いため帰省の必要がなく、大晦日は家族でゆっくりできるのも幸いでした。とりあえず本を買い、子供でも食べられそうで、なおかつ伝統的な物を作ることを決めました。

買い出しに10日かけ大晦日は4時起床。子どもが泣いても構ってやれない

まず買い出しに10日かけました。私の家の1台しかない車は、主人が仕事に乗っていくため、買い物は子供をベビーカーに乗せて歩いて行かなくてはなりません。外遊びやお友達と遊ぶ時間、お昼寝の時間を考慮しつつ、おせちの材料を少しづつ揃えました。

大晦日は朝4時に起床し、家事や大掃除をしつつおせちを作りました。子供の相手は主人にしてもらいました。おせちを手作りするのは初めての事なので、本を見ながらの調理となります。初めて作る料理もあり、もう台所は戦場となりました。途中、おもちも餅つき機で作ったため、1日台所に入ることとなりました。

子供がまとわりついても、泣いてもかまってやれず、買い物にも行けないので、主人にお金を渡し子供と2人で買い物に行ってもらいました。おせち料理にかかりきりで、昼食や夕食の用意も出来ない状態なので、主人と子供には昼食は外で食べてもらい、夕食は好きな物を買って来てもらいました。

おせちにかかりきりで食事までは手が回らず、主人と子どもはハンバーガー

やっとおせちが出来上がったのは夜7時でした。黒豆、テリーヌ、エビのマヨネーズ炒め、筑前煮。他にもから揚げ、ミートボール、ブリの照り焼き、鯛のみそ焼き、サーモンフライ。煮豚、鶏ハム、サツマイモの甘煮、牛肉の野菜巻き、ヒレカツ、高野豆腐、出し巻き卵。購入したのはごまめ、栗きんとん、かまぼこ、ハム。

何とかおせち料理らしいものが出来ました。主人と息子はハンバーガー屋で軽く昼食を食べたそうです。息子はかわいそうに朝も軽く済まされ、おやつも忘れられていました。

主人がお寿司と子供用のオードブルを買ってくれていたので、年越しそばを作り、遅い夕食となりました。子供がものすごい勢いで食べていて、ちょっとかわいそうなことをしたな、無理におせちを作ることもなかったかなと思ってしまいました。

面倒だから買ってもいいかなと思いつつも、今年もおせちとお餅を手作り

翌朝、お重に入った手作りおせちときれいな祝箸に、息子は小躍りして喜んでくれました。いつも朝はぐずぐずしてなかなか食べないのですが、元旦は良く食べました。息子用に小さく作った、おもちを柔らかく煮たお雑煮も完食でした。

おもちは家で手作りすると安い上にとてもおいしいです。しかも、おもち作りは子供がお手伝いするにはとても楽しいようで、息子が3歳の時から手伝わせています。

最初の5年程は夕方までかかっておせちを手作りしていましたが、ここ10年はおもちも作って、おせちも午前中に仕上げられるようになりました。面倒だから買ってもいいかなと思いながら今年も作りました。

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