おせちを通して義母から学んだ、食べる人を想いながら作る「手作り」の大切さ

嬉しい母
私は現在34歳で結婚4年目の専業主婦です。私のおせちにまつわるエピソードは、ここ4年間旦那の実家で毎年嫁たちが集まって、年末からおせち作りをすることです。私は、末っ子の3男の嫁で、結婚が決まったのは夏頃でした。その年の年末は結婚前でしたが、招待いただき一緒におせち作りに参加しました。

おせち以外の料理を1品任され、作ったキッシュがみんなに大好評

私はもともと料理好きでしたが、嫁ぎ先で手作りするとなると勝手が違います。「失敗できない」「子どもたちから義理の父母まで食べるのだから美味しいものを作らなければ」と緊張しましたが、気さくなご家族ということもあり、楽しみながら作ることができた上、旦那が育ってきた家の味、普段の料理とおせち料理の違いなども勉強になりました。

そんな中で、毎年お重だけでは足りず、オードブルも作るということで、1品任されることになりました。家にあるもので簡単に出来て失敗しにくいものということで、私は「キッシュ」を作ることに決めました。

冷蔵庫の残り野菜とベーコンと卵とチーズを使用し、フラインパンで作りました。これが、皆さんに高評価をいただき、ホッと安心したことを今でも鮮明に覚えています。そして、それ以降のおせち料理作りの際も、私のキッシュは定番メニューとなり、毎年作らせていただいています。

【おせち料理を勉強】受け継がれた手作りの味を義母から教わる

年末の29日に全家族が集まり、メニュー確認、買い出し、料理作り、お重詰めが始まります。おせち料理は、義母のお母様から受け継がれた味で、義母に毎年味をチェックしてもらいながら作っています。私の実家でもおせち作りをしていた頃、簡単な手伝いはしましたが、一から作るおせち料理は本当に勉強になります。

最初は、義母の指導をいただきながら作っていたのですが、翌年には義理の姉の手順も加えてメモをし、おせち料理の時期以外でも自宅でなますを作ったり、煮物を作ったりと練習も重ねました。その結果、今年のおせち料理作りでは、予定よりも短い時間で作ることができました。

私も義母のようにおせちを手作りして、家族を笑顔にしていきたい

義母がおせち料理を手作りし続けるのは、「誰かに喜んでもらうことを考えながら、手作りすることの大切さを忘れないで欲しい」という思いが込められているようです。このような家庭で育った旦那はとても愛されて育ったのだと思いますし、2歳になる息子にも日々この気持ちをもって料理や育児をしてあげたいと考えられるようになりました。

美味しいお料理を食べて笑顔になれることは、自分にもできる1つの手段です。おせち料理を通して料理や思いやりの基本から教えてもらいました。その大切さを息子にも教えていきたいと思っています。

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