我が家のおせちは海の味と山の味が満載!お正月料理は特別な思い出

ゴージャス
36歳の女性です。我が家のおせちはお重に詰めたりはせず、普段の料理のように大皿にドン!と盛ってありました。お正月の間、何日も食べるので大量に作ってありました。

母の実家は海のそば。お雑煮は新鮮なカニやハマグリを使ったものも

母の実家は海のそばなので、新鮮な魚が手に入ります。ハマグリやブリやカニなどです。お雑煮も小さなカニ(身を食べることは難しいくらい小さいです)のだしで作ります。しっかりカニの味のついた、贅沢なお雑煮でした。ハマグリのお雑煮も日を変えて出てきます。

母方の祖母は料理上手で、お正月にはおいしい煮魚や、黒豆やだし巻きが本当に楽しみでした。いりこのくぎ煮もおいしかったです。祖母はうっかり者でしたから、しょっちゅう焦がしては「焦げちゃったけど、他のところはおいしいからね。」と言っていました。今は認知症を患っているので作ることができないのですが、あの味が忘れられません。

父の実家ではお正月は豪快にブリを捌いて食べる。アラで作るブリ大根は絶品

中国地方では、お正月にブリを食べます。父の実家は山の中の盆地ですので、新鮮な魚が手に入りにくく、鮮度を保つのが難しかったからでしょうか。ブリの切り身を焼いて、砂糖醤油に浸しておくという食べ方で、かなりしっかり味をつけます。お雑煮にも軽く焼いたブリを上にのせて食べる習慣があります。

お正月になるとブリの切り身の値段が上がります。それでも、ブリの照り焼きがないと、なんとなく物足りない気がします。ブリの照り焼きも大量に作りますので、お正月を過ぎる頃になると味に飽きてしまいます。

そうすると、母がいわゆるブリ大根を作ります。これもまた絶品です。以前は来客が多かったので、ブリを一匹まるまる買ってきて、さばいてもらい食べていました。アラはブリ大根に使っていました。

我が家の黒豆は母と祖母の2種類の味。私もおせちを作り継承していきたい

黒豆も大好物でした。母が作る黒豆煮はちょっとしょっぱく、祖母が作るのは甘くてどちらもおいしかったです。甘いのに飽きたら、次は箸休めにしょっぱいのを食べるといった感じです。石油ストーブの上で時間をかけてゆっくり煮るので、最初は小さい黒豆も親指の爪ぐらいの大きさまでになります。

祖母がよく「こんな感じにふくふくになったらいい頃だよ。」といっていました。ストーブの前を通りかかる時、ちょっとずつ味見していました。ガスで煮るよりもおいしいような気がします。子供はおせち料理をあまり好んで食べないようですが、私はこれらのお正月の特別な料理が本当に好きでした。

大きくなるにつれて、子供たちのためにおでんや唐揚げが準備されるようになりました。でも、今思えばお正月だけの特別な「おせち料理」はこれからも作り続けてほしい。自分自身でも作りたいなと思います。

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