【おせちの中身】単品商品が美味しいお店と購入時のコツを紹介

かまぼこおせち料理は、自分で作ると手間がかかり、年末の忙しい時期にたくさんの品数を作るのも大変。おせち料理をセットで購入すると何万円も費用がかかるし。そこで作れるものは自分で作り、手間がかかる料理や購入した方が美味しい料理だけ買うのも一つの手です。

ここでは中身だけ単品で買える人気のおせち通販を紹介します。中身だけ買う時の注意点や、自分でも簡単に作れるおせち料理、盛り付け方などもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

おせちの中身だけを購入、美味しい単品おせちが買えるのはここ

欲しいものがほとんど手に入る板前魂の単品おせち

板前魂の単品おせちは、全102品の中から好きな料理を選ぶことができます。板前魂は、料理人により素材選びから調理法まで、試行錯誤して作り上げた料理をインターネットで販売している、おせち料理の専門店です。

黒豆は70g445円、伊達巻は5切400円と定番料理の価格が手頃。豪華にしたいときには、アワビやイセエビなどの高級料理も購入できます。伝統の和風料理以外にも洋風料理や中華料理、デザートまで品ぞろえも豊富なので、好みに合わせて組み合わせも自由です。

板前魂の単品おせちは、中国産の主原料不使用、保存料や合成着色量が無添加のため安全な素材で作られています。お届けの状態は真空パックで冷凍になっているため、食べたい日に合わせて解凍することができます。

練り物なら紀文の単品おせちがおすすめ

紀文は昭和22年から魚肉加工業を始め、ちくわやはんぺん、蒲鉾などを製造し食卓へ普及するきっかけをつくった大手の食品会社です。長い歴史ある食品加工の技術を生かし、お正月料理の単品販売も行っています。

紀文の単品おせちは全45品、なかでも正月蒲鉾は祝い事に用いられる魚「鯛」が入った縁起のいい蒲鉾です。弾力があり歯切れがいい老舗の蒲鉾は、お正月にはなくてはならない一品です。その他には、伊達巻、栗きんとん、昆布巻、黒豆、田作りを単品で購入することができます。

冷蔵配達で、商品によって異なりますが、多くは長期保存が難しいため、受取りは年末がお勧めです。

料亭の味を自宅で味わえる「なだ万」の単品おせち

なだ万は1830年創業の歴史ある料亭。有名ホテルにも多数店舗を持ち、百貨店のデパ地下にも多数出店している有名店です。おせち料理を単品販売しているのは、伊達巻、黒豆、栗きんとん、数の子、昆布巻き、お煮しめなど、全38品です。

品物にもよりますが冷蔵配達で、保存できるのは4日程度の商品があります。30日に受け取り、1月3日くらいまでに食べきらなければいけないのですが、自宅で料亭の料理を味わえるのは嬉しいです。

【おせちの中身】購入すべき料理と手頃で簡単に作れる料理

伊達巻と黒豆

おせちの中身だけ何種類か買い、作れるものは作ろう。そう思った時、どの料理は作った方がいいのでしょう。逆に作ると手間も費用もかかり、難しい料理はどれでしょうか。ここでは購入した方いい料理と、作った方がいい料理をご紹介します。

買った方がいいおせち料理はコレ

■伊達巻
作るには、はんぺんや卵などの材料をフードプロセッサーやミキサーでトロトロに混ぜる必要があります。そのあと両面を弱火で焼いて熱いうちに巻きすで巻きますが、焼き加減が難しく、巻くときに焼き目がとれてしまったりすることもあり、やや難しい料理になります。

また、冷蔵状態で市販されている伊達巻がだいたい1週間くらいは日持ちするのにくらべて、手作りの伊達巻は保存状態にもよりますが、冷蔵庫で2日くらいしか持ちません。

■昆布巻き
乾燥している昆布やかんぴょうを戻したり、鮭やにしんを巻いて、かんぴょうで結んだりと手間のかかる料理です。煮る時間も1時間ほどかかり、プロの味付けを真似するのは難しいです。

■海老のうま煮
海老のうま煮は新鮮な殻付きエビを買ってきて、背ワタを1尾ずつとるという下処理が必要なため、手間がかかります。海老の処理や調理の仕方できれいな形にならなかったり、臭みが残ってしまったり、身が固くなってしまったりすることもあります。

調理も難しく材料費も比較的かかるため、買った方がいい料理の一つです。

■ブリや鯛などの魚料理
魚の調理は前もって作っておくよりも当日の方がいいです。作り方は簡単ですが、お正月当日にすることはなるべく減らしたいものです。魚料理も冷凍や真空パックなどで単品購入すれば、日持ちもし、元旦から忙しくキッチンに立たなくて済みます。

おせち料理で簡単に作れるものはコレ

■田作り
田作りは簡単に作れて、日持ちする料理なので自作できます。冷蔵で1週間から10日ほど保存できます。作るのに必要な材料は、ごまめ、一味唐辛子、しょうゆ、砂糖、酒、みりんだけです。

■栗きんとん
栗きんとんは誰でもおいしく簡単に作れる料理です。日持ちは2~3日と長くはないので、30日か31日に作ると美味しく食べられます。

■黒豆煮
時間はかかりますが、調理法は簡単で、味付けも市販品との差があまり出ない料理です。自作しても5日くらいは保存できますので、時間がある日を見つけて早めに作っておくこともできます。

おせちの中身だけを単品買いした時の注意点

おせちとお札

・費用が高くならないように気を付ける
豪華にしたくて中身だけの単品料理を色々買っていたら、結局すごく費用がかかってしまったということもあります。中身だけを自分で選んで買う場合は、絶対に入れたいものから選び、買いすぎないように気をつけてください。

・詰めた時にお重箱がスカスカにならないように気を付ける
中身だけ買った料理が足りず、詰め終わったらお重箱が隙間だらけになってしまうことがあります。おせちの中身だけを買うときは、容器の大きさを考えて購入する量を決めましょう

・色合いが悪くならなないように気を付ける
単品で好きなものだけ選んで購入し、詰めてみたら茶色の料理ばかりということもあります。お正月のおせちには華やかさも必要です。購入したい料理を決めたら、色合いのバランスが悪くないかも確認しましょう。赤やオレンジ、黄色などの華やかな色味の料理をいくつか取り入れると見栄えも良くなります。

・早めに料理を詰めて傷んでしまわないよう気を付ける
冷凍の料理を解凍したり、真空パックの封を開けてしまうと、何日も保存するのは難しいです。また、いろいろな料理をお重などに盛り付けると、さらに傷みやすくなります。

中身だけ単品で購入した料理は未開封で保存し、作った料理はそれぞれ保存容器に密封して冷蔵庫で保管します。元旦におせち料理を食べる場合は、31日に料理を詰めると安心です。

買ったり作ったりしたおせちの中身、上手に盛り付けるコツ

上手に盛り付けるコツ

お重に詰めるときのコツ

お皿におかずを盛るより、お弁当箱におかずを詰めるのが難しいように、深い容器に何種類もの料理を詰めるのは意外と難しいものです。

まずはお重箱をどうやって区切るかを決めます。正方形のお重箱を縦横3つの正方形9個に区切る詰め方を「市松型」と言います。また、重箱の真ん中に丸い形でメインの料理を詰め、その周りに4種類の料理を詰める形を「末広」と言います。

配置を決めたら、かまぼこ、伊達巻、昆布巻きなど形が崩れにくいものから入れていきます。かまぼこや伊達巻などは同じ向きに並べるより、かまぼこを縦の向きで並べたら伊達巻は横の向きで並べるなど、変えた方が見栄えがよくなります。

赤やピンク、黄色などの明るい色の食材が一ケ所に集まらず、バランスよく配置できるようにすると華やかになります。

上手に詰めるポイント
詰める前に、色のバランスや料理の配置を決めて簡単に紙に書いておくと詰めやすいです。

お皿に盛りつけるときのコツ

お皿に並べただけだと、普段の食卓のような感じになってしまうことがあります。普段から使っているお皿だったり、茶色の料理ばかり盛り付けることが要因です。お皿は濃い目の色を選ぶとおもてなし料理らしくなります。エビやイクラ、伊達巻、かまぼこなど華やかな色合いの料理をバランスよく配置しましょう。

見栄えが地味な時は、緑の葉物を添えたり、折り紙で作った飾りや100円ショップなどにあるお正月の小さな飾りなどを添えると華やかになります。

上手に盛り付けるポイント
仕切りがないので、黒豆煮や栗きんとんなど並べづらいものは小さな小皿に入れて大皿に乗せると上手に盛り付けできます。

まとめ

  • おせちの中身だけ買う時に種類が豊富なのは「板前魂」
  • おせちの美味しい練り物が購入できる「紀文」
  • 料亭の味を自宅で味わえる単品買い出来るおせちは「なだ万」
  • 料理によって手作りより購入したほうがいいものがある
  • 傷み防止のため、お重やお皿に詰めるのは前日がベスト
おせちは料理がすべてセットされているものを購入しなくても、欲しい中身だけ選んで購入するのも手です。田作り、栗きんとん、黒豆煮は材料費も手頃で調理法も簡単なので、家で作ることができます。また、伊達巻、昆布巻き、海老のうま煮など調理に手間がかかり難しいものは、お店の商品を購入すると時短にもなります。

購入する料理と作る料理を上手に組み合わせることで、賢くお得におせちを用意できます。ここで挙げた単品のおせち料理が購入できる店や、おせちの詰め方などを参考に、自分好みのおせちを作るのも楽しいですよ。