お正月といえば「お鍋」が定番。友人との「おせち」の話題に入れず母に相談
中学生くらいまでは、わが家は毎年ずっとお鍋かすき焼きと決まっており、お正月と言えば「お鍋」という感じで、おせち料理が並ぶ家庭ではありませんでした。冬休みが明け、おせち料理を食べたと言っている友達が周りには多く、その話題に入って行けなかった事が嫌で母に相談したのを今でも覚えています。
母に相談した年のお正月から、母はおせち料理を用意してくれるようになりました。母は「これで話に参加出来るね」と言ってくれ、私は初めておせち料理という物を食べました。それからおせち料理の種類の多さ、意味合い、美味しさを知り、毎年のおせち料理が楽しみになりました。
おせちを手作りしてくれる母に「京都吉兆」の寿重をいつかプレゼントしたい
私が中学生ぐらいの頃から、母は毎年手作りでおせちを作ってくれており、社会人になった今でも、必ずお正月にはおせちを作ってくれています。そんな母と父と是非一緒に食べたいおせち料理があります。
高額なので、いつプレゼント出来るかは分かりませんが「京都吉兆」の寿重二段（4～5人前）を食べてみたいです。金額は12万円と目が飛び出る程です。同じ寿重の一段（2～3人前）でも6万円するので、とても今は手が出せる物ではありません。ですが、このおせち料理をお正月から家族でのんびりとつつくのが憧れであり、私の夢です。
私は京都が好きで、友人や母と桜や紅葉を毎年見に行っており、京料理も大好きです。普段の食事はガツガツと食べてしまうのですが、京料理を食べる時はゆっくり、上品に食べる事が出来るので、私にとってはすごく良い料理です。
ずっと昔、おせちを作るも誰も食べず、一生作らないと誓っていた母
以前、百貨店でおせち料理を見ていた時に、京都吉兆のおせち料理を見つけて憧れるようになりました。京都吉兆自体すごく有名ですし、金額だけを聞くと勿体ないと思ってしまいますが、写真やカタログで見ると相応な金額だと改めて思いました。
今年も母の手作りおせちですが、3年後くらいにはお正月だけは母にお休みをしてもらって、一生に1回の贅沢なおせち料理を食べさせてあげたいと思います。
最後になりますが、私は友人との間で会話に入れず母に相談した、あの中学生の頃からおせち料理を食べ始めたとばかり思っていました。ところが、私がもっと小さい頃に、母がおせち料理を用意して食卓へ出した事があったそうです。その時は誰もおせちに手をつけず、ほとんど母が1人で食べる事になり、もう一生作らないと誓ったそうです。それでも母は毎年何も言わず作ってくれているので、本当に感謝しています。
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