20代前半で結婚してから40代後半ぐらいまで約20年間、おせち料理を作ってました。お正月は、友人たちが沢山遊びにきます。特に三が日は、お酒を飲むことが多いので、我が家のおせちは食事と言うよりは、酒の肴になるようなものが多かったです。
正月のおせち料理に使う食材は、クリスマスごろ買うので冷蔵庫がパンパン
お正月の三が日は、お友達がくるので、鍋でワイワイ食べられるものを出します。鍋が一段落した時、手持無沙汰にならないように、と言う意味で酒の肴になるようなおせちを用意しました。
だいたいクリスマス前後からおせちの材料を買い揃えはじめるので、冷蔵庫内は凄いことになっています。年末まで、日々の食事とクリスマス用に加えて、おせちの材料まで冷蔵庫に入っているのですから。
料理の味がしみこんだ方が美味しい酢の物や豆類など、26日頃から準備するのが、毎年の恒例でした。鶏や牛肉を使った巻物は、全部巻いてしまっていったん冷凍庫で保存します。
正月のおせち料理は、義両親の分も用意し大晦日にお届け
年内最後の生ごみの日に合わせて、野菜類を全部処理していました。おせちの予定をカレンダーに書き込んで、ゴールは12月31日の午前中に設定していました。午後からは、主人の実家におせちを持って挨拶に行かなくてはならないからです。
義両親がどう思っていたかは今となってはわかりませんが、おせち料理をどうせ大量に作るんだったら、2人分くらいなら一緒にっという気持ちで、持って行き始めました。
海老や蒲鉾に煮しめに数の子、義父の好きな黒豆など、本当に大したものは作れなかったんですが、それでも「いつもありがとう」と言って喜んでくれていたのがとても嬉しかったです。小さな重箱に2人分のおせちを詰め分ける作業は、案外嫌いではありませんでした。
正月のおせちは主人も飽きてしまい、今や品数も減る一方
お取り寄せのように、豪華でも何でもない主婦が作ったおせち料理を楽しみにしてくれている友人たちがいます。「これを食べるとお正月だっていう気がする」と言ってくれる友人たち。作って良かったと思えるのは、やっぱり残さず食べてくれる人がいるからですよね。
年々、おせち料理を作る品数が減ってきています。理由は、結局誰も食べないからです。主人は、元々煮物や野菜があまり好きではなかったのもあるんですが「味が同じで飽きる」と言ってます。
どんな料理でも食べてくれる人がいてこそなんだと思います。最近のんびりになった年末ですが、少ない予算をやりくりしてドタバタしながらおせち料理を準備していたあの頃は、実はかなり充実していたんだなと思えるようになりました。
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