高校2年の時に、初めておせちの黒豆を作りました。初めての黒豆作りだったので、某有名料理レシピサイトを見ながら、ぎこちなく作っていたのを覚えています。結論から言うと大失敗しました。
なぜ黒豆を水に浸さなかったのだろう…味付けも失敗しショック
おせちの黒豆が大失敗に終わった理由としては、黒豆を水にさらす時、しっかり水に豆が浸かっていなかったので、しわくちゃの豆ができてしまいました。今思えば、豆を浸すなんてすっごい当たり前の事だったのにあの頃は「これぐらいなら大丈夫だろ〜」って感じでした。
母にも「ちゃんと水につけるんだよ」と言われていたのに。料理であまり失敗した事がなかったので、ものすごくショックでした。そしてその年から毎年黒豆作りをしています。
翌年は、水にしっかり浸けてもシワができ失敗。またその翌年、やっとシワが出来ず成功。と思いきや、味付けを失敗。めちゃくちゃ悔しかったです。和食はやっぱり難しいと痛感しました。
祖母が作ったおせちの黒豆は、なぜ美味しいの?
「今年こそは黒豆を美味しく作ろう」と意気込んで材料を買って帰ったある年は、祖母がもう作っていた事もありました。もちろん比べ物にならないくらい、とても美味しかったです。「なぜ、こんなに違うのだろ」と、ぼやいた時は「経験の差」と言われてしまい、何も言い返せず、ただ敗北感を味わったお正月でした。
ついに今年、祖母に教わった黒豆のレシピを片手にいざキッチンへ。水を沸かして煮汁を溶かした鍋に、乾燥黒豆を入れて1晩放置しました。その日はシワが出来るのが怖くて、よく寝れずちょくちょくお鍋を見ていました。黒豆を浸した翌日、シワが出来てないことに感動しつつ、いよいよ味付けです。
強火で煮立たせ差し水、しっかりアク取りし、落し蓋を二段重ねで8時間~9時間ほどコトコト。8時間経った時、豆を指で押したら皮から飛び出してきたので、1時間追加してほろっと崩れるぐらいにしました。あとは、釘を取り出して一晩寝かせれば完成。年末最後の大仕事でした。
祖母のおせちの黒豆と比べると、味はまだまだ追いつけない
今年の黒豆の味は、少し染み込みが足らないかな〜って感じでしたが、三が日が終わる頃にはいい感じに味が染みて初めて成功しました。
黒豆以外はそれなりに作れるのですが、まだまだ黒豆は勉強不足かなといった感じなので来年は今年よりも頑張って作ろうと思います。祖母の味には、まだまだ追いつけないけど、美味しい黒豆を目指してまた来年挑戦してみようかと思います。
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